課長から「ピアリング戦記」なる本をくすねてきた。自宅から外に向けると何故かインターネットが利用できてしまうが、今までイマイチ全貌を理解していなかった。自宅からはプロバイダというものまでつながっているというのはわかるが、その先はインターネットといわれても正直わかっていなかった。
単純なことだが、ISP同士、あるいはネットワーク同士のつながりによってインターネットが構築されている。だけどルータやルータに接続するラインカードの維持や利用にはお金がかかるし、その金銭コストは膨大。なので「どことどこのネットワークをつなぐか」という部分でコストが変わったりするし、そのネットワークを持つ組織の力関係だったりといろいろと影響がでてくる。この時、ネットワーク同士をつなぐプロトコルをBGPと呼び、つなぐネットワークのことをAutonomous System(自律システム)と呼ぶ。BGPルータ同士の接続のことをピアリングと呼び、本書のタイトルとなっている。
で、そのASとBGPって物理的にはどういう状況になっているかというと、データセンターに集まっている。データセンター内でBGPルータをゴニョゴニョすれば互いにピアリングできる。が、上で書いた通り、組織の力関係やビジネス要素が関わってくる。とかいうお話。口語的で読みやすかった。
## 以下は自分用のメモ
BGPルータ同士はL2セグメントで接続。
基本的にデータセンターにいる事業者によって、そのデータセンターの魅力が決まる。
大阪にデータセンター拠点が増えだした理由は、東日本大震災が大きな契機。BCPって大事だよねとなって、一定のトラフィックを集めていた大阪がPOP(Point of presence)として注目されたという流れ。まぁでもトラフィックが多い東京のデータセンターに向けて通信をした方がもともと安かったらしく、2010~2022にかけてようやくトントンくらいになったらしい。堂島問題というのもあったらしいから調べよう。
IXはBGPルータを持ち寄って接続する場所。色々なネットワーク境界がいっぺんに集まったところみたいな認識。
このくらいだろうか。
ネットワークの知識はまだまだなところがあるから20代のうちにネスぺを取りたいと思っている。その前に応用情報の勉強を頑張ろう。